テプラは二十五年後も
残っていた
操作のしかた
開くと、自動で巡回が始まります。玄関から南寮・中寮・北寮へと、建物のまわりをご案内します。3D画面に触れると止まり、そこから自分で見られます。自動で巡回のボタンで、止めたり再開したりできます。
自分で見るでは、下のボタンで近づいたり、向きを変えたりできます。押し続けると続けて動きます。
見方は2通りあり、全体に戻るの横のボタンで切り替えます。鳥の目(はじめの状態)は、建物を中心に、まわりを回って眺めます。人の目は、地上に立って向きを変え、見回します。
鳥の目の3D画面は、指1本(PCはマウス)で動かすと建物のまわりを回ります。指2本で広げると近づき、縮めると離れます。指2本をそろえて動かすと、見る場所が移ります(PCは右ボタンか Shift キーを押しながら動かす)。
人の目の3D画面は、指1本(PCはマウス)で景色をつかんで動かすと見回せます。指2本で広げると近づき、縮めると離れます。指2本をそろえて上下に動かすと高さが変わります。
どちらも、PCはホイールで近づく・離れる操作ができます。ボタンだけでも操作できます。
鳥の目では、建物や地面で止まりません。↓ 下からを押し続けると、地面の下へ回り込んで軒裏や床下も見られます。
3D画面の左上の夕暮れにするを押すと、日が暮れて窓に灯りがともります。自動の巡回でも、終わりごろに日が暮れます。
迷ったときは全体に戻る。全体が見える位置に戻ります。
吉田寮について
吉田寮は、京都大学吉田キャンパスにある学生寮です。いまの吉田寮は、大正2年(1913年)に建てられた「現棟」、2015年に西隣へできた「新棟」、そして食堂からなります。新棟は、木造3階建ての2棟と、鉄筋コンクリート造3階建て(地下1階)の1棟からなります。寮生の暮らしと自治は、いまも新棟で続いています。
このモデルで再現しているのは、そのうちの現棟と食堂です(新棟は含みません)。現棟は、現存する日本最古の学生寮の建物とされています。
現棟は、木造2階建ての南寮・中寮・北寮が東西に長く3列に並び、西側で平屋の管理棟(玄関)がつなぐ、E字形のつくりです。明治22年(1889年)に建てられた第三高等中学校寄宿舎の部材を転用して建てられました。隣の食堂はその寄宿舎の食堂を移築したもので、京都大学に現存する最古の建物とされています。中寮は昭和16年(1941年)の火災で一部を焼失し、翌年に再建されました。
吉田寮は、寮生の自治会が運営を担う自治寮として知られています。
いまの現棟
現棟をめぐっては、大学が寮生に明け渡しを求めて裁判となりました。2024年2月の一審判決(京都地裁)は、以前から住んでいた寮生の居住を認め、大学と寮自治会が交わしてきた確約書の効力も認めました。2025年8月、大阪高等裁判所で和解が成立し、寮生は2026年3月末に現棟から退去しました。新棟での寮生活は、続いています。
その翌月、大学は現棟を「歴史的経緯に配慮しつつ建て替える」方針を公表しました。配慮の具体策は「全く決まっていない」とし、寮自治会とは議論できないと説明しています(2026年7月)。寮自治会は、補修による保存と、話し合いの再開を求めています(2026年9月時点)。
参考:建築史学会の保存要望書(2015年)、京都大学の発表(2025年8月・2026年4月)、京都大学新聞(2026年8月)、吉田寮公式サイト
作者より
このモデルを作ったのは、1999年から2001年まで現棟の南寮二階で暮らした元寮生です。そこにあった暮らしを、エッセイに書きました。
現棟がいまなお多くの人にとって現在の問題であり続けていることも含めて、あの建物に宿ってきた時間と気配は、そう簡単に過去形にしてしまってよいものではない。
このモデルについて
本人撮影の写真、在寮当時の記憶、公開資料(建設時の設計図)をもとにした、外観の検討用モデルです。高さ・棟の間隔・中寮の長さ・窓の数は未校正で、実測にもとづく復元ではありません。異なる年に撮影した写真を併用しているため、特定の時点を厳密に再現したものでもありません。
食堂は、2015年に補修される前の姿です。食堂と、南寮・北寮の内部は、古図にもとづく部分的な復元で、現況を確認した間取りではありません。中寮の内部は、再建後の資料がそろっていないため作成していません。
資料と確度
玄関:現況写真と古図をもとに、受付窓・欄間・脇窓・屋根の構成を反映しています。
南寮・中寮・北寮:撮影位置を記録した写真をもとに、棟・方位・階ごとに建具を分け、北側の廊下、北寮だけにある南側の縁、別棟の便所を反映しています。窓の個数・位置・寸法は暫定です。
北面の窓:南寮は全長にわたる窓と壁の順序が未照合、中寮は階ごとの割り当てが未確定、北寮は現況と未照合です。
長さ:古図に記された長さを尺と解釈した約70mを仮に採用しています。現況の実測値ではありません。
ご利用にあたって
閲覧用のモデルです。モデルデータの配布は行っていません。画面の画像や動画を紹介などに使われる場合は、クレジット(©小坂純一)が写った状態でお使いください。
このページは、閲覧者を特定する情報を集めていません。どのくらい見られているかを知るために、日ごとの閲覧数だけを数えています(IPアドレスは保存しません)。いいねを押したときだけ、二重に数えないための小さな目印(クッキー)を端末に置きます。
制作について
余暇に個人で制作しています。生成AIを道具として使いながら、写真と資料の照合から、形状の検討、Web表示用データの作成と軽量化、巡回とカメラの制御、PC・スマートフォン向けの操作画面まで、一連の設計・実装を行っています。
使用技術:生成AI/Blender/Python/Three.js/WebGL/glTF・GLB
お問い合わせは、X(@kosajun1)のDMへお寄せください。